コンフィグレーション ファイルの一般的なフォーマット
はとてもシンプルです. 各行は1つのキーワードと1つ以上の
引数を含んでいます. 見やすくするために, ほとんどのキーワードは
引数を1つしか書いてありません.
#
に続くものはすべてコメントとして扱われ,
無視されます. ここでは, それぞれのキーワードについて
だいたい GENERICに出てくる順番で説明します. しかし,
お互いに関係のあるキーワードは, 実際には GENERICファイル上に
バラバラに現れていても, (ネットワーキングのように)1つにまとめ
てあります.
おびただしい数の
オプションの一覧が GENERICと同じディレクトリの LINTコンフィグ
レーションファイルにあります. もし, ある行の目的や必要性に疑
問を持ったら最初に LINTをチェックしてください.
カーネルは現在, オプションを扱う方法をよりよい機構に移行しよ
うとしています. 従来は, 各々のオプションは単純にカーネルの
Makefile中の CFLAGS
行の -D
スイッチに変換されて
いました. 自然とオプションは際限なく増えて行きます. だれも実際に
はどのオプションがどのファイルで参照されているかは知りません.
新しい方法では、すべてのオプション依存の #ifdef
は当該オプショ
ンを opt_foo.h
(これらのファイルはconfigによって compileディレ
クトリに作られます) から読み込むように変わりました.
config
の有効なオプションのリストは2つのファイルにお
かれます. アーキテクチャに依存しないオプションは
/sys/conf/options
に置かれ, アーキテクチャ依存のオプショ
ンは/sys/arch/conf/options
に置かれま
す. archの部分は例えば i386
となります.