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5.3.6. コンソール, バスマウス, Xサーバのサポート

2つのタイプのコンソールからどちらか1つを選ぶ必要があります. 標準ではない方の vt220 コンソールを選んだ場合, X Window System を利用するには XSERVER オプションを有効にする必要があります (訳注: sc0 には XSERVER オプション相当の機能が始めから入っています). またバスマウスとPS/2マウスのオプションもあります.

device sc0 at isa? port ``IO_KBD' tty irq 1 vector scintr

sc0 はデフォルトのコンソールドライバで SCOコン ソールに似ています. このデバイス, あるいは VT220コンパ チブルドライバの vt0いずれを使う場合もほとんど のフルスクリーンプログラムは termcapなどのターミ ナルデータベースライブラリを通してアクセスしますので, あまり違いはないでしょう. このコンソールを使う場合でフルスクリーンプログラムでト ラブルが起きる場合にはログインした時に TERM変数の値を ``scoansi''にしてください.

device vt0 at isa? port ``IO_KBD'' tty irq 1 vector pcrint

これはVT-220コンパチブルコンソールドライバで VT100/102の 上位互換です. これは sc0の使えない種類のラッ プトップ機でもうまく動きます. ログイン時に TERM変数の値 を``vt100'' か ``vt220''にしてください. また, このドラ イバはネットワークを介して多くの異るマシンから接続する 場合も便利です. sc0デバイスのための termcapterminfoエントリは必ずしも 利用できるわけではありませんが -- ``vt100''はいずれの プラットフォームでも利用可能でしょう.

options ``PCVT_FREEBSD=210''

vt0 コンソールドライバを使う場合に必要で す.

options XSERVER

vt0 コンソールドライバを使う時のみ有効です. これは vt0 コンソールドライバのもとで XFree86 X サーバを動かすのに必要なコードを含めます.

device mse0 at isa? port 0x23c tty irq 5 vector ms

Logitech や ATIのバスマウス入力カードを利用する場合のデ バイスです.

注: シリアルマウスを使う場合にはこれら2つ の行(バスマウスとPS/2マウスに関する行) は無視して, 代わりに シリアル ポート(おそらくはCOM1)を有効にしてくだ さい.

device psm0 at isa? port ``IO_KBD'' conflicts tty irq 12 vector psmintr

このデバイスは PS/2マウスポートにマウスを接続する場合に 使います.


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