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5.3.4. 基本的なコントローラとデバイス

この節では FreeBSDでサポートされているディスク, テー プ, CD-ROMコントローラについて示します. SCSI コントローラと ネットワーク カードについ ては別の節になっています.

controller isa0

FreeBSDのサポートするすべての PCで必要です. IBM PS/2 (マイ クロチャネルアーキテクチャ) では現時点では FreeBSDは動 きません.

controller pci0

PCIバスを持つマザーボードの場合は含めます. これにより PCIカードの自動認識と PCIから ISAバスへのゲートウェイが 可能になります.

controller fdc0

フロッピードライブコントローラです. fd0 は ``A:'' ドライブで fd1 は ``B:'' ドライブです. ft0 は フロッピーコントローラに接続する QIC-80 テープドライブで す. 対応するデバイスがない場合はそれぞれの行をコメント アウトしてください.

注:QIC-80テープのサポートは別に ft(8)というフィルタプログラムが必要です. くわしくはマニュアルページを見てください.

controller wdc0

プライマリIDEコントローラです. wd0wd1はそれぞれマスタ, スレーブドライブで す. wdc1 は セカンダリの IDEコントローラで3台 目, 4台目のハードディスクまたは IDE CD-ROMのある場合に 使います. 利用しない行はコメントアウトしてください (例え ば, SCSIハードディスクのみを使う場合は6行全部をコメント アウトしてもよいかもしれません).

device wcd0

このデバイスは IDE CD-ROMのサポートをします. wdc0を有効にしておく必要があり, もし 2つ以上の IDE コントローラがあり, そのうちの 2つ目のカードに CD-ROMを接 続する場合 wdc1 も必要です. また options ATAPIを書いておく必要もあります.

device npx0 at isa? port ``IO_NPX'' irq 13 vector npxintr

npx0はFreeBSDハードウェアコプロセッサとソフト ウェアエミュレータ両方の浮動小数点演算ユニットへのインタ フェースです. これは 不可欠 です.

device wt0 at isa? port 0x300 bio irq 5 drq 1 vector wtintr

Wangtek と Archive の QIC-02/QIC-36 テープドライブのサポートです.

Proprietary CD-ROM support

以下のようなドライブを proprietary(独自の) CD-ROMドライブと呼ぶことにします. これらのドライブは専 用のコントローラを持つか, サウンドブラスタ16などのサウ ンドカードに接続します. これらは IDEでも SCSIでもあ りません. 多くの標準速や2倍速の古い CD-ROMはこれら のインタフェースを持っていますが, より新しい四倍速の ものは IDESCSIでしょう.

device mcd0 at isa? port 0x300 bio irq 10 vector mcdintr

ミツミ製 CD-ROM (LU002, LU005, FX001D)です.

device scd0 at isa? port 0x230 bio

ソニー製 CD-ROM (CDU31,CDU33A)です.

controller matcd0 at isa? port ? bio

松下/パナソニック製 CD-ROM (サウンドブラスタ用 クリエィティブ ラボ製として販売されていました) です.


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