疑似デバイスドライバはデバイスドライバと同様に働きますがマ シン上に対応する実際のハードウェアがないカーネルの部分です. ネットワーク関連の 疑似デバイスはそちらのセクションに示しました. ここでは残りにつ いて示します.
gzip
は gzip
によって圧縮された FreeBSDの
プログラムを実行できるようにします. /standにあるプログ
ラムは圧縮されているのでカーネルにこのオプションをつけ
ておくのはいい考えでしょう.
log
はカーネルエラーのログを取るのに使います.
不可欠です.
pty
は「仮想ターミナル」や仮想ログインポート
です. 外部からの telnetや rloginセッ
ション, xterm, emacsなどのアプリケーションが使います.
numberは作ることのできる pty
の数を示
します.
GENERICのデフォルトは16で, 同時の xtermウィンドウやリモー
トログインのために増やす場合は最大で 64までです.
スヌープデバイスです. この疑似デバイスはあるターミナル
セッションが watch(8)
commandによって他のター
ミナルを監視することを可能にします. この機能の実現はセ
キュリティとプライバシに対して極めて微妙な関係があり
ます. snpの後の numberは同時におこなうことのでき
るスヌープセッションの総数です. 選択可能です.
Vノードドライバです. ファイルを vnconfig(8)
コマ
ンドによってデバイスとして取り扱うことを可能にします.
このドライバによりフロッピーディスクイメージを操作したりファ
イルをスワップデバイスとして (MS Windowsのスワッ
プファイルなどを)用いることができます. 選択可能です.
ccd (concatenated disk)デバイスはいくつかのディスクパーティ
ションを融合して大きなディスクのように見せることができます.
ccdの後の numberは同時に作ることのできる疑似ディスクの数です.
(詳しいことは ccd(4)
と ccdconfig(8)
のマニュ
アルを参照してください.) 選択可能です.