基本的にこれは既知の問題です. HP Netserver マシンの EISA オンボード SCSI コントローラは EISA のスロット番号 11 を占有しますが, 「本当の」EISA スロットはすべてそれよりも 前のアドレスに配置されているのです. 残念ながら, 10 番以上の EISA スロットは PCI に割り当てられたアドレス空間 と衝突し, FreeBSD の自動コンフィグレーションは, 現状ではうまくこの状況を 処理できていないのです.
ですから現時点での最良の方法は, カーネルオプションの
EISA_SLOTS
を 12 に変え, アドレス空間の衝突がないかの
ようなふりをさせることです :)
ハンドブックのカーネルの構築
に記述されているようにしてカーネルをコンパイルし,
構築してください.
もちろん, これはこのようなマシンにインストールする際に 卵が先か鶏が先か」といった問題を生み出すことになります. この問題を回避するために, ユーザコンフィグ (UserConfig) の中には特別な仕組みが組み込まれています. このとき ``visual'' インタフェースは使用せず, コマンドラインインタフェースを使用してください. 単純に
eisa 12 quit
とプロンプト上から打ち込み, 後は普通にインストールをおこなってください. とにかくカスタムカーネルのコンパイルとインストールをおこなうことを おすすめしますが,
dset も現時点ではこの値の変更を認識するようになっています.
うまくいけば, 将来のバージョンではこの問題が解決していることでしょう.
注:
HP Netserver では危険覚悟の専用ディスクは
使用できません. 詳細については
この注意事項
をご覧ください.