FreeBSD 2.X についての FAQ (よくある質問とその答え) : トラブルシューティング : Bustek 742a EISA SCSI が認識されません.
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4.2. Bustek 742a EISA SCSI が認識されません.

この情報は 742a のためのものですが, 他の Buslogic カードについても 同様のことが言えます. (Bustek = Buslogic)

742a カードには大きくわけて 2つのバージョンが存在します. ハードウェアリビジョンの A-G と H 以降です. リビジョンの 文字はカードの隅にあるアセンブリ番号の後ろにあります. 742a は二つの ROM チップを持っており, 一つは BIOS チップで もう一つはファームウェアチップです. FreeBSD はあなたの 持っているものがどの BIOS バージョンかは問題ありませんが, ファームウェアバージョンについては問題となります. Buslogic の技術サポート部門に連絡すれば, アップグレード版の ROM を送ってくれることでしょう. BIOS チップと ファームウェアチップはペアで出荷されます. アダプタカードのハードウェアリビジョンにあわせた 最も新しいファームウェア ROM を使用しなければなりません.

リビジョン A-G のカードには, 2.41/2.21 までの BIOS/ファームウェアのセットを使用することができます. リビジョン H 以降のカードには, 最新のものである 4.70/3.37 の BIOS/ファームウェアのセットを 使用することができます. これらのファームウェアの違いは, ファームウェア 3.37 が 「ラウンドロビン方式」 をサポートしているところからきています.

Buslogic のカードには, 製造番号も刻印されています. 古い ハードウェアリビジョンのカードを持っている場合は, Buslogic の RMA 部門に問い合わせて製造番号を伝えると, 新しいハードウェアリビジョンの カードに交換することもできます. もしカードが十分新しければ, 彼らは 交換に応じてくれるでしょう.

FreeBSD 2.1 は ファームウェアリビジョン 2.21 以降のものをサポートしています. これよりも古いファームウェアリビジョンのものは, Buslogic カードとして正常に認識されません. しかし, Adaptec 1540 として認識されるかもしれません. 初期の Buslogic のファームウェアは AHA1540 互換モードを 持っています. しかし, EISA カードにとってこれは よいことではありません.

古いハードウェアリビジョンのカードを持っていてファームウェア 2.21 を入手するのであれば, ジャンパ W1 の位置をデフォルトの A-B から B-C に合わせる必要があるでしょう.

742a EISA カードには, 16 MB を越える容量のメモリを載せたマシンの節で説明している 「16 MB を越える」ことによる問題はありません. これは Vesa-Local Buslogic SCSI カードで発生する問題です.


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