ppp
が動きません. どこを間違えているのでしょう?
: ppp を -auto モードで動かすと, 勝手にダイアルすることがあるppp が思いもしないときにダイアルを始める場合, その原因を 突き止め, 防止のために Dial filters (dfilters) をかけてやる 必要があります.
原因を突き止めるためには, 以下の命令を使用してください.
set log +tcp/ip
これで接続を通過する全てのトラヒックをログに残すことができるように なりました. 次に突然回線がつながったときのログのタイムスタンプを たどれば, 原因を突き止めることができるはずです.
原因がわかったら, 次に, このような状況ではダイヤルが起こらないように しましょう. 通常, この手の問題は, DNS で名前の解決をしようとしたために 起こります. DNS による名前の解決によって, 接続が行われるのを防止する には, 次のような手段を用います (これは ppp の既に確立した接続 に関してパケットのフィルタリングをするものではありません).
set dfilter 1 deny udp src eq 53 set dfilter 2 deny udp dst eq 53 set dfilter 3 permit 0/0 0/0
これはデマンドダイヤル機能に問題を生じさせるため, 常に適切であるとはかぎりません. ほとんどのプログラムは 他のネットワーク関連の処理をおこなう前に DNS への問い合わせ が必要になります.
DNS の場合は, 何が実際にホスト名を検索しようとしているのかを 突き止めるべきでしょう. 大抵の場合は, sendmail が犯人です. 設定ファイルで sendmail が DNS に問い合わせないようになっているか確認すべきです. 自分用の設定ファイルを作成するための詳しい方法は メールの設定 の節をご覧ください. または, .mcファイルに次のような行を追加してもよいでしょう.
define(`confDELIVERY_MODE', `d')dnl
この行を追加すると, sendmailはメールキューを処理する (通常sendmailは30分ごとにキューを処理するよう, ``-bd -q30m'' というオプションを付けて起動されます) までか, または (多分ppp.linkupというファイルの中で) ``sendmail -q''というコマンドが実行されるまで, 全てのメールを キューに溜めるようになります.
訳注 ``sendmail -q'' はその時点のメールキューの内容を処理して 終了します.
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が動きません. どこを間違えているのでしょう?
: ppp を -auto モードで動かすと, 勝手にダイアルすることがある