ほとんどのユーザは ``tun'' デバイス (tun0) が一つあれば充分でしょう. より多くのデバイスを使う場合 (すなわち, カーネルコンフィグレーション ファイルで tun 疑似デバイスの行に `1' 以外の数値を指定している場合), 以下で ``tun0'' と書かれている部分をすべて, あなたが使うデバイスの番号に あわせて読みかえてください.
tun0 デバイスが正しく作成されていることを確認する最も簡単な方法は, それを作り直すことです. そのためには, 以下のコマンドを実行します:
# cd /dev
# ./MAKEDEV tun0
カーネルに 16 個のトンネルデバイスを組み込んだのであれば, tun0 だけでなく他の tun デバイスも作成しておく必要があるでしょう:
# cd /dev
# ./MAKEDEV tun15
また, カーネルが正しく設定されているかどうかを調べるために 以下のコマンドを実行して, このような出力が得られることを確認します:
$ ifconfig tun0
tun0: flags=8050<POINTOPOINT,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500
$
まだ RUNNING フラグがセットされていない場合もあります. その時は以下のような出力が得られるでしょう:
$ ifconfig tun0
tun0: flags=8010<POINTOPOINT,MULTICAST> mtu 1500
$