FreeBSD は以下の手順でモデムからのログインを受付ます. init
から起
動された getty
のプロセスが, 割り当てられたシリアル ポート (この
例では /dev/ttyd0
) がオープンされるのを辛抱強く待ちます.
ps ax
コマンドを実行すると, 以下のような出力が得られるはずです.
4850 ?? I 0:00.09 /usr/libexec/getty V19200 ttyd0
ユーザがモデムに電話をかけ, モデム同士が接続されると, モデムの CD
が検出されます. その結果, kernel がキャリア信号を検出して,
getty
によるポートのオープンの処理が終了します. getty
は,
login:
プロンプトを指定されている初期回線速度で送信します.
getty
は, 正常に文字列を受信できるかどうか監視し, 通常の設定では,
もし以上な文字列を検出した場合 (理由としては, getty
の速度とモデ
ムの接続速度が異なっているような場合が考えられます. ), 正常に文字列が
受信できるまで, getty
は速度を変え続けます.
getty
が正しい速度を検出すれば, ユーザに対して login:
プロン
プトが表示されるはずです. ユーザがログイン名を入力すると, getty
は /usr/bin/login
を起動して, パスワードの入力を要求し, その
後ユーザのシェルを起動します.
それでは, 続いて設定についての解説です.