FreeBSD ハンドブック : ローカル化 : ロシア語 (KOI8-R encoding) : X Window System のセットアップ
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12.1.5. X Window System のセットアップ

以下の順序で設定します:

  1. まず最初に X 以外の locale のセットアップ の通りに行います.

    注意: ロシア語の KOI8-R locale は XFree86 の古いリリース (3.3 より前) では動かないかもしれません. /usr/ports/x11/XFree86 の XFree86 の port には XFree86 の最近のほとんどの バージョンが入っています. したがってこの port から XFree86 をインストール したのならきちんと動くでしょう. 最新の FreeBSD ディストリビューションに付属する XFree86 のバージョンも動くはず です (XFree86 のバージョンが 3.3 より前でないことを確認して下さい).

  2. /usr/ports/russian/X.language ディレクトリに行き, ここで
    # make all install
    
    とします. このポートは最新バージョンの KOI8-R フォントをインストールします. XFree86 3.3 には既にいくつかの KOI8-R フォントが含まれていますが, こちらの フォントのほうがより釣り合いがとれています.

    /etc/XF86Config"Files" セクションに以下の行が 他のどんな FontPath エントリよりも前にあることを確認します:

        FontPath   "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/misc"
        FontPath   "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/75dpi"
        FontPath   "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/100dpi"
    

    高解像度のビデオモードを使っている場合は, 75 dpi と 100 dpi の行を入れ替えます.

  3. ロシア語キーボードを有効にするには
        XkbKeymap   "xfree86(ru)"
    
    /etc/XF86Config"Keyboard" セクションに追加します, また XkbDisable が無効に (コメントアウト) されていることをここで 確認します.

    RUS/LAT スイッチは CapsLockに割り当てられます. 元の CapsLock の機能は Shift+CapsLock で使えます (LAT モード内でのみ).

    注意: ロシア語 XKB キーボードは XFree86 の古いバージョンでは動かないかもしれません, 詳しくは locale note を参照してください. ロシア語 XKB キーボードはローカル化されていないアプリケーションでも動かない かもしれません, 最低限のローカル化されたアプリケーションではそのプログラムの 初期に XtSetLanguageProc (NULL, NULL, NULL); 関数を呼ばなければ なりません.


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