リリースを構築するには三つのことが必要です: まず, vn ドライバが組み込まれたカーネルを実行させている必要があります. 以下をカーネルコンフィグレーションファイルに追加し, カーネルを作り直してください:
pseudo-device vn #Vnode driver (turns a file into a device)
次に, CVS リポジトリ全体を手元においておく必要があります. これを入手するには CVSUP が使用できますが, supfile で release の名称を cvs にして 他のタグや date フィールドを削除する必要があります:
*default prefix=/home/ncvs *default base=/a *default host=cvsup.FreeBSD.org *default release=cvs *default delete compress use-rel-suffix ## Main Source Tree src-all src-eBones src-secure # Other stuff ports-all www doc-all
そして cvsup -g supfile
を実行して自分のマシンに
CVS リポジトリ全体をコピーします...
最後に, ビルド用にかなりの空き領域を用意する必要があります.
そのディレクトリを /some/big/filesystem
として,
上の例で CVS リポジトリを /home/ncvs
に置いたものとすると,
以下のようにしてリリースを構築します:
setenv CVSROOT /home/ncvs # or export CVSROOT=/home/ncvs cd /usr/src/release make release BUILDNAME=3.0-MY-SNAP CHROOTDIR=/some/big/filesystem/release
処理が終了すると, リリース全体が /some/big/filesystem/release
に構築され, 完全な FTP インストール用の配布物が
/some/big/filesystem/release/R/ftp
に作成されます.
-current 以外の開発ブランチの SNAP を自分で構築したい場合は,
RELEASETAG=SOMETAG
を上の make release のコマンドラインに追加します.
例えば, RELEASETAG=RELENG_2_2
とすると最新の 2.2-STABLE snapshot
が構築されます.