繰り返しになりますが,
カーネルコンフィグレーション のセクションでは,
あなたのカーネルの設定についての情報が得られるでしょう.
マルチポートシリアルカードを使用するためには, カーネルの設定ファイルに,
カードの持つそれぞれのシリアルポートに対応する sio
の行を記述する必要があります. しかし, irq とベクターは一つのエントリにのみ記述してください.
カード上のすべてのポートは一つの irq を共有しなければなりません. 一貫性を持たせるためにも,
最後のシリアルポートの所で irq を指定してください.
また, COM_MULTIPORT
オプションも付けてください.
次に示す例は, AST の 4 ポートシリアルカードを irq 7 で設定したものです.
options "COM_MULTIPORT" device sio4 at isa? port 0x2a0 tty flags 0x781 device sio5 at isa? port 0x2a8 tty flags 0x781 device sio6 at isa? port 0x2b0 tty flags 0x781 device sio7 at isa? port 0x2b8 tty flags 0x781 irq 7 vector siointr
このフラグはマスタポートがマイナーナンバー 7 (0x700
) を持っていて,
検出時の診断機能を有効にし (0x080
), そしてすべてのポートで irq を共有する (0x001
)
ということを意味しています.