あなたのマウスとマウスドライバがうまく同期していないからかも しれません.
FreeBSD 2.2.5 までのバージョンでは, X から仮想ターミナルへ 切替えてまた X へ戻ると再同期するかもしれません. この問題がよく起きるようであれば, カーネルコンフィグレーション ファイルに次のオプションを書いてカーネルを再構成してみてください.
options PSM_CHECKSYNC
もし, カーネルの再構築をおこなったことがないのであれば カーネルを作るのセクションを 見てください.
このオプションにより, マウスとドライバの同期の問題の起きる 可能性は少なくなるでしょう. もしそれでもこの問題が起きるようならば, 再同期させるにはマウスを動かさないようにしておいて マウスボタンのどれかを押してください.
このオプションは残念ながら, すべてのシステムで働くわけではなく また, PS/2 マウスポートにつながれているのが ``tap'' の特色を 持つ ALPS GlidePoint デバイスの場合, ``tap'' が無効となってしまいます.
FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでは, 同期のチェック方法が少し改善 されたので標準で有効になっています. GlidePoint でもうまく働きます (同期チェックが標準の機能になったので PSM_CHECKSYNC オプションは これらのバージョンからは削除されました). しかしながら, 稀れに ドライバが間違って(訳注: 問題がないのに)同期に関して問題があると報告し, カーネルから
psmintr: out of sync (xxxx != yyyy)
というメッセージが出力されて, マウスが正しく動作していないように見える ことがあるかもしれません.
もしこのようなことが起こる場合には, PS/2 マウスドライバのフラグに
0x100 を指定して同期チェックを無効にして下さい. システムの起動時に
``-c
'' ブートオプションを与えて UserConfig に入ります.
boot: -c
UserConfig のコマンドラインで以下のように入力して下さい.
> flags psm0 0x100 > quit