FreeBSD ハンドブック : アプリケーションのインストール : ports コレクション : 自分で port を作る : アップグレード
Previous: ライセンス上の問題
Next: やってよいことといけないこと

4.7.7. アップグレード

Portのバージョンが原作者からのものに比べて古いことに気がつ いたら, まずはあなたの持っているportが私たちの最新のもの (ミラー サイトのports-currentというディレクトリにあります) であることを確認してください.

次に, portのMakefileにMAINTAINER (保守担当者) の アドレスが書いてある場合には, その人にメールを出してみましょう. 保守担当者の人がすでにアップグレードの準備をしているかもしれま せんし, (新しいバージョンの安定度に問題があるなど) あえてアッ プグレードをしない理由があるのかもしれません.

保守担当者にアップグレードをしてくれと頼まれた場合, あるいは そもそもportのMakefileに保守担当者が書いてない場合などは, あ なたがアップグレードをしてくださると助かります. その場合にはアッ プグレードをしたのち, 変更前と変更後のディレクトリの再帰的diff (unified diff と context diff のどちらでもいいのですが, port のコミッター達は unified diff のほうを好むようです) をとって送ってください. (例えば, 変更前のディレクトリが `superedit.bak' という名前でとってあり, 変更後のもの が `superedit' に入っているなら, `diff -ruN superedit.bak superedit' の結果を送ってください. ) diff の出力を見て, すべての変更が正しくなされているか確認して ください. 変更箇所については, send-pr (カテゴリーは, `ports')に diff の出力結果を添えて, 私たちに送ってもらうのが一 番よいです. commit する際に CVS に明確に記述しなければならない ので, 付け加えたり削除したりしたファイルがあったら, それについ て書いておいてください. もし diff の大きさが 20 KB 程度を 超えるようであれば, 圧縮したものを uuencode して下さい. そうでなければそのまま PR に入れるだけでいいです.


FreeBSD ハンドブック : アプリケーションのインストール : ports コレクション : 自分で port を作る : アップグレード
Previous: ライセンス上の問題
Next: やってよいことといけないこと