FreeBSD ハンドブック : Linux エミュレーション : Linux エミュレータのインストール : 2.2-RELEASE への Linux エミュレーションのインストール
Previous: 2.1-STABLE への Linux エミュレーションのインストール
Next: Linux ランタイムライブラリのインストール

22.1.2. 2.2-RELEASE への Linux エミュレーションのインストール

``options LINUX'' や ``options COMPAT_LINUX'' を指定する必要 はなくなりました. Linux エミュレーションは LKM(「ローダブルカーネルモジュール」) を使用して, リブートせず簡単にインストールできます. スタートアッ プファイルで以下のように指定します.

  1. /etc/rc.conf に以下の行が必要です.
    linux_enable=YES
    
  2. これは結果的に, /etc/rc.i386 の以下の指定を有効にします.
    # Start the Linux binary emulation if requested.
    if [ "X${linux_enable}" = X"YES" ]; then
            echo -n ' linux';            linux > /dev/null 2>&1
    fi
    

実行されたかどうかを確認するには, modstat を使用します.

% modstat
Type     Id Off Loadaddr Size Info     Rev Module Name
EXEC      0   4 f09e6000 001c f09ec010   1 linux_mod
%
2.2-RELEASE とそれ以降のシステムの中には, modstat の実行がうまくいかない ものがあるという報告もあります. 何らかの理由で, Linux LKM がロードできな い場合は,
options  LINUX
をカーネルの設定ファイルに指定して, エミュレータをスタティックにリンク してください. FreeBSDカーネルのコンフィグレーション の節の記述にしたがって config と, 新しいカーネルのインストールをおこ なってください.


FreeBSD ハンドブック : Linux エミュレーション : Linux エミュレータのインストール : 2.2-RELEASE への Linux エミュレーションのインストール
Previous: 2.1-STABLE への Linux エミュレーションのインストール
Next: Linux ランタイムライブラリのインストール