FreeBSD ハンドブック : FreeBSDのインストール : インストールの下準備 : フロッピーディスクからのインストールの前に
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2.2.2. フロッピーディスクからのインストールの前に

あなたがフロッピーディスクからのインストールをしなくては ならない場合, その理由はハードウェアがサポートされてなかったためか, 単にいばらの道を通ることを楽しんでいるからでしょうが, インストール用の フロッピーディスクを用意する必要があります.

最低でも bin (基本配布ファイル) ディレクトリ内のすべてのファイル を入れられるだけの 1.44 メガバイトか 1.2 メガバイトのフロッピーディスク が必要です. これらのフロッピーディスクを DOS で作成している場合は, フロッピーディスクは「MS-DOS の FORMAT コマンドでフォーマット」 されなくてはなりません. Windows をお使いの場合は, Windowsの ファイルマネージャの初期化コマンドを使用してください.

工場での初期化済みディスクを「信用しないでください」. 念のためにあなた 自身でフォーマットし直してください. ユーザからのトラブル報告の多くは ちゃんと初期化されていないディスクを使用していたことが原因となっています. 私が特にフォーマットし直してくださいと述べているのも, この理由からです.

他の FreeBSD マシンでフロッピーディスクを作成している場合, フォーマットすることは悪いことではありません. いちいち DOS ファイルシステムのフロッピーディスクを作成する必要はありませんので, `disklabel' コマンドと `newfs' コマンドを使って, 次のような手順で (3.5 インチ 1.44 メガバイトディスク用の) UFS ファイルシステムを 作成することもできます.

        fdformat -f 1440 fd0.1440
        disklabel -w -r fd0.1440 floppy3
        newfs -t 2 -u 18 -l 1 -i 65536 /dev/rfd0

(5.25 インチの 1.2 メガバイトディスクの場合は "fd0.1200" と "floppy5" にしてください)

これで他のファイルシステムと同様に mount して書き込むことができます.

フォーマットされたフロッピーディスクを用意したら, それらにファイル をコピーしなくてはなりません. 配布ファイルはいくつかのかたまり にわかれていて, これらのかたまり五つで一般的な 1.44 メガバイトの フロッピーディスクに収まるようになっています. フロッピーディスクに 入るだけファイルを入れていって, 配布ファイルをすべてコピーしてください. それぞれの配布ファイルはサブディレクトリにコピーする必要があります. 例えば, a:\bin\bin.aaとか, a:\bin\bin.abといった感じです.

インストールメディアの選択場面になったら, ``Floppy'' を選択して, 残りの指定をやってください.


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