tar(1)
ATT Unix のバージョン 6 (1975ごろ) に
さかのぼる事ができます. tar(1)
はファイルシステムと
協調して機能し, ファイルやディレクトリをテープに書きます.
tar(1)
はcpio(1)
で使えるようなフルレンジのオプション
は持ちませんが cpio(1)
で使うような奇妙なコマンドパイプライン
は必要ありません.
大部分の tar(1)
にはネットワーク経由のバックアップの
機能はありませんが, FreeBSD で使用されている GNU の tar(1)
は,
rdump
とおなじ構文でリモートデバイスを扱うことができます.
komodo というホスト名の Sun に繋いである Exabyte のテープデバイスに対して
tar(1)
を実行するには, 次のようにします.
/usr/bin/tar cf komodo:/dev/nrst8 . 2>&1
リモートデバイスをサポートしていない tar を使用している場合は,
パイプラインと rsh(1)
を使うことで, リモートテープデバイスに
データを送る事ができます. (コマンド使用例はまだです)