そのリムーバブルドライブが ZIP であれ EZ drive であれ (あるいはもしそういう風に使いたいのなら, フロッピーであれ), またハードディスクであれ, 一旦システムにインストールされて認識され, カートリッジ, フロッピー等々が挿入されていれば, ことはどのデバイスでも全く同じように進みます.
(このセクションはMark Mayo's ZIP FAQ に基づいています.)
ZIP ドライブやフロッピーで, すでに DOS のファイルシステムで フォーマットしてある場合, 次のコマンドを使うことができます. これはフロッピーの場合です.
mount -t msdos /dev/fd0c /floppy
出荷時の設定の ZIP ディスクではこうです.
mount -t msdos /dev/sd2s4 /zip
その他のディスクに関しては, fdisk
や /stand/sysinstall
を使って, どのようにレイアウト
されているか確かめてください.
以降は ZIP ドライブが 3 番目の SCSI ディスクで, sd2 と認識されている場合の例です.
他人と共有しなければならないフロッピーやリムーバブルディスク
でなければ, BSD ファイルシステムを載せてしまうのが良い考えでしょう.
ロングファイル名もサポートされ, パフォーマンスは少なくとも
2 倍は向上しますし, おまけにずっと安定しています.
まず最初に, DOS レベルでのパーティション / ファイルシステムを
無効にしておく必要があります. 使用するのは fdisk
でも
/stand/sysinstall
でも結構です.
複数のオペレーティングシステムを入れることを考慮する
必要がないような容量の小さなドライブの場合は,
次のように FAT パーティションテーブル (スライス)
全体を飛ばして, BSD のパーティション設定を行うだけで良いでしょう.
dd if=/dev/zero of=/dev/rsd2 count=2 disklabel -Brw sd2 auto
複数の BSD パーティションをつくる場合, disklabel か
/stand/sysinstall
を使います. 固定ディスク上にスワップ領域
を加える場合はそういうことをしたいと思うのはもっともですが,
ZIP のようなリムーバブルドライブの上ではそういう考えは不適切
でしょう.
最後に, 新しいファイルシステムをつくります. ディスク全体を使用する ZIP ドライブの場合は, 以下のようにします.
newfs /dev/rsd2c
次にマウントします.
mount /dev/sd2c /zip
また, 次のような行を /etc/fstab に入れておくのも良い考えでしょう. "mount /zip" と入力するだけでマウントできるようになります.
/dev/sd2c /zip ffs rw,noauto 0 0