2.0.5R から 2.2.1R までは, プライマリコンフィグレーションファイルは
/etc/sysconfig にあります. オプションはすべて, このファイルと
/etc/rc および /etc/netstartといった,
別のファイルに指定されています.
ファイル /etc/sysconfig を見て, システムに適合するように
変更してください. このファイルはそれぞれの場所に何を書けばいいのかを表す
コメントがたくさん書かれています.
2.2.2 に続くリリース と 3.0 では, /etc/sysconfig は,
より分りやすい名前の rc.conf に改名され, それに従って
書式もいくぶん改められます. /etc/netstart も
/etc/rc.network に改名され, 全部のファイルを
cp /usr/src/etc/rc* /etcで一度にコピーすることが
出来るようになります.
ファイル /etc/rc.local は常にここにあり, INN
や http といった追加のサービス開始や
カスタムオプションを記述するために使われるでしょう.
ファイル /etc/rc.serial はシリアルポートの初期化
(例えばポートの設定を固定したり等々) のためにあります.
ファイル /etc/rc.i386 は iBCS2 エミュレーションのような
Intel アーキテクチャ固有の設定や PC システムコンソール設定のためにあります.
2.1.0R からは, "ローカル" スタートアップファイルをディレクトリ
/etc/sysconfig (または /etc/rc.conf)
の中に作って指定することもできます:
# Location of local startup files.
local_startup=/usr/local/etc/rc.local.d
.sh で終わるそれぞれのファイルは, アルファベット順に実行されます.
ファイル名を変えることなくある一定の順序で確実に実行したいのであれば, 順序が保証されるように以下のようにして, それぞれのファイルの頭に数値をつけるようなデザインを 使うことができます:
10news.sh
15httpd.sh
20ssh.sh
この方法は見苦しく (あるいは SysV のように :-)) なりますが,
/etc/rc.local を 手品のような編集でソートするようなことなく
ローカルの追加パッケージを使うためには, シンプルでしかもよく使われる
手法ではあります. ほとんどの ports/packages は
/usr/local/etc/rc.d をローカルスタートアップディレクトリ
であると仮定しています.