FreeBSD ハンドブック : セキュリティ : Kerberos : サーバファイルの作成
Previous: すべてが動くようにするための設定
Next: データベースへのユーザの追加

6.3.3. サーバファイルの作成

次に, 各マシンにおけるサービスを定義している, すべてのインスタンス を展開します. これにはext_srvtabというコマンドを使用しま す. このコマンドで作成されるファイルは, Kerberosの各クライアン トの/etc/kerberosIVディレクトリに安全な方法でコピーまたは 移動する必要があります. このファイルはそれぞれのサーバとクラ イアントに存在しなければならず, またKerberosの運用において重要なも のです.

grunt# ext_srvtab grunt

Enter Kerberos master key: 

Current Kerberos master key version is 1.

Master key entered.  BEWARE!
Generating 'grunt-new-srvtab'....

このコマンドは一時的なファイルを作成するだけです. ファイル名をすべ てのサーバが読めるようなsrvtabという名前に変更しな ければなりません. mvコマンドを用いてシステムの場所に移動 してください.

grunt# mv grunt-new-srvtab srvtab

そのファイルがクライアントに配るためのもので, ネットワークが安全で はないと思われる場合には, <client>-new-srvtabを移動 可能なメディアにコピーして物理的に安全な方法で運んでください. クラ イアントの/etc/kerberosIVディレクトリで, 名前を srvtabに変更し, modeを600にするのを忘れないでください:

grumble# mv grumble-new-srvtab srvtab
grumble# chmod 600 srvtab


FreeBSD ハンドブック : セキュリティ : Kerberos : サーバファイルの作成
Previous: すべてが動くようにするための設定
Next: データベースへのユーザの追加