FreeBSD ハンドブック : セキュリティ : S/KEY : ちょっと寄り道: ログインプロンプトについて
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6.2.3. ちょっと寄り道: ログインプロンプトについて

どうやってワンタイムパスワードを生成するかを説明する前に, S/KEY を 使う場合のログインプロンプトを見ておいた方がよいでしょう.

$ telnet himalia
Trying 18.26.0.186...
Connected to himalia.lcs.mit.edu.
Escape character is '^]'.
s/key 92 hi52030
Password:

パスワードを要求する前に, ログインプログラムがシーケンス番号とシードを 表示していることがわかります. この二つのパラメタを使ってワンタイムパ スワードを計算することになります. ここではまだ使っていませんが, 便利な 機能がログインプログラムに備わっています:パスワードプロンプトに対して, 何も入力せずにリターンを押すとエコーモードに切り替わります. つまりタイ プした文字がそのまま見えるようになるのです. これは S/KEY のワンタイム パスワードを紙に印刷していた場合など, ワンタイムパスワードを手で入力し なければならない場合に特に役立つ機能です.

このログインしようとしてるマシンが, あなたが今使っているマシンから UNIX パスワードを使ってログインすることができないように設定されている 場合があります. その場合には, ログインプロンプトには S/KEY のワンタイ ムパスワードの利用が必要であることを示す `(s/key required)' という注釈が表示されます.


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