FreeBSD ハンドブック
: FreeBSDカーネルのコンフィグレーション
: なぜカスタムカーネルを作るか?
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5.1. なぜカスタムカーネルを作るか?
システムに合わせたカーネルの構築はすべての
Unixシステム管理者が
避けて通ることのできない最も重要な通過儀礼の1つです.
この作業は, 多くの時間を必要としますが, あなたの FreeBSD
システムに多くの利益をもたらします. GENERICカーネルは,
めったに使われることのないハードウェアをサポートするとともに,
考えられるすべての SCSIカードやネットワークカードをサポート
しなければなりませんが, システムに合わせたカーネルは
あなたの PC のハードウェアのみをサポートします.
これは, 次にあげるような利益をもたらします.
- あなたが持っていないハードウェアについては検出をおこなわな
いので, ブートにかかる時間が短くなります.
- システムに合わせたカーネルは多くの場合メモリ使用量が
減ります. カーネルはいつもメモリ上に存在するので,
不必要なコードがあると本来プログラムが利用できるはずの
RAM (実メモリ) を占めてしまいますのでこれは重要なことだ
といえます.
したがって, メモリが少ないシステムでは,
カーネルの再構築は大変重要です.
- 必要に応じていくつかのカーネルオプションは調整すること
ができ, またサウンドカードのような GENERICカーネルには
ないデバイスドライバをカーネルに含めることが
できます.
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