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23.1.4. 興味深い連係

カーネルを MFS でブートするのには次のような特別の/sbin/init を使います。

A -- DOS を使う場合

これでハードディスクのパーティションを切り直さずに FreeBSD を 使うことができます。

B -- NFS を使う場合

NFS はサーバ:~you/FreeBSD/nfsにマウントし、ルートディレクトリを /nfs に変更して, そこで/sbin/initを実行します。

これで FreeBSD をディスクレスで実行できますが、NFS サーバを コントロールできないままです...

C -- X-server を起動する場合

これで Xターミナルが手に入りました. これは, これでハードウェア に費用を割いたりするよりはいい, と上司が主張した, Windows で 動作する遅くて何がおこなわれているのか見ることができるような すすけた X Window エミュレータなんかよりよいものです.

D -- テープを使う場合

/dev/rwd0 のコピーを取って、リモートにあるテープ ステーションやファイルサーバに書き込んでください。

これで一年前に取っておくべきだったバックアップをやっと 取ることができました。

E -- ファイアウォール/Web サーバとして動作させる場合 (私の知っている範囲で...)

これは特に面白いもので、書き込み禁止のフロッピーディスクから ブートができて、ルートのファイルシステムに書き込むことができる というものです。


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