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23.1.1. カーネルの読み込み

現在, カーネルの読み込みには基本的に下に挙げる3つの方法が あります: これらはカーネルが次に何をしたらいいのかという情報をカーネルに 与えます.

Biosboot

Biosbootは「ブートブロック」に相当するもので, 2つのファイル から構成されており, フロッピーディスクやハードディスクのブートを 開始する側の 8K バイトにインストールされています。

Biosboot は FreeBSD のファイルシステムからカーネルを 読み込むことができます.

Dosboot

Dosbootは DI. Christian Gusenbauerによって書かれましたが, 不幸にしてこの場合には、コードのある一部分がマイクロソフトの コンパイラ向けに書かれているため、FreeBSD 単体ではコンパイル することはできません.

Dosboot は MS-DOS のファイルから、またはディスクの FreeBSD ファイルシステムのパーティションからカーネルをブートします。 これは MS-DOS システムのハイメモリ領域に潜んでいるメモリマネージャ等の さまざまな怪しい代物とメモリの取り合いをして、なんとかブートしています.

Netboot

Netboot はサポートされているイーサネットカードを検出し、 BOOTP や TFTP、NFS を使ってブートするカーネルを探そうとします。


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