FreeBSD についてのもっとも包括的なドキュメントは
マニュアルページの形式になっているものです.
FreeBSD システム上のほとんどすべてのプログラムには基本的な
操作方法とさまざまな引数を説明しているリファレンスマニュアル
がついています。これらのマニュアルは
man
コマンドで見ることができます。
man
コマンドの使い方は簡単です :
man コマンド名
コマンド名のところには知りたいコマンドの名前を入れます。
たとえば、ls
コマンドについて知りたい場合には
次のように入力します :
% man ls
オンラインマニュアルは数字のついたセクションに分けられています :
chmod
ユーザコマンドと chmod()
システムコールがあります。この場合、man
コマンドでどちらを参照したいかをセクションで指定することが
できます :
% man 1 chmod
とすればユーザコマンドとしての chmod
のマニュアルページが表示されます。オンラインマニュアル上の特定の
セクションへの参照は通常、書かれているドキュメントの
括弧の中に示されています。ですから、chmod(1)
は
chmod
ユーザコマンドを、
chmod(2)
はシステムコールの方を示しています。
コマンドの名前を知っていて, 単純にその使い方が分かる場合は
よいのですが、もしコマンドの名前を思い出せない場合には
どうしたらいいのでしょう? man
に
-k
スイッチをつければ,
コマンドデスクリプション中のキーワードから検索することができます :
% man -k mail
このコマンドを使うことで, 「mail」というキーワードを含むコマンドの
一覧を参照することができます。実を言うと apropos
コマンドを使うのと機能的には同じです。
それから、/usr/bin
にある優れたコマンドすべてを目にしても、
それらの大半がどういった働きをするのかまったく見当もつかないときは
どうしたらよいでしょう。単純に、
% cd /usr/bin; man -f *
あるいは同じ働きをする
% cd /usr/bin; whatis *
としましょう。